甘味

闇のあとの光の甘味のレビュー・感想・評価

闇のあとの光(2012年製作の映画)
4.0
よく分からないアート作品を観ながら眠りに付きたい気分だったので、寝落ち前提で鑑賞しだした筈が、今までにない映画体験に興奮して2日連続で観てしまった。

なんだろう…全てのシーンがすぅっと心に浸透してきて、美しいものも醜悪なものも全て当たり前のように受け入れている自分がいた。(ワンコ折檻シーンだけはキツかったけど)それでいて、観ながらずっとドキドキしてた。

一般的な映画文法は完全に無視して作られているので一見難解な印象を受けるが、全体を見渡せばとてもシンプルな内容で、観る者の心に焼き付くような鮮烈な映像を以て、闇のあとの光…つまりは絶望と希望という普遍的なメッセージを伝えようとしているんだろう。

(後で、ちびっ子兄妹演じる子役ちゃん二人が監督の実子だと知ってほっこり。とにかくこの子達が死ぬほど可愛くてめちゃくちゃ癒された。監督、良いパパなんだろうな…)

カルロス・レイガダス超合う〜嬉しい〜他作品も観てみたい〜〜って調べてみたら、日本で公開されたのって本作だけなのね…残念…😢
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