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闇のあとの光の天のネタバレレビュー・内容・結末

闇のあとの光(2012年製作の映画)
2.2

このレビューはネタバレを含みます

フォロワーのななな様に教えて頂きました、ありがとうございます😊
9/11(金)23:59までGYAO!で無料視聴出来ます。
予告編はこちら👇
https://youtu.be/-9AmUlgtXaA

○舞台はメキシコの森の中に暮らす夫フアン、妻ナタリア、5歳くらいの息子エレアサル、2歳くらいの娘ルートゥの4人家族が主人公。
○ルートゥが犬や牛、馬たちと広い牧場を駆け回っているシーンからスタート。段々日が暮れて遠くで雷⚡️が鳴っています。画面が夜になり、白っぽい雷光だけが何度も光って目がチカチカします。やけに長々と映すわカメラの真ん中ははっきりしてるのに周囲はボヤけてて見づらいわで開始3分で早くも嫌な予感( ; ´ω`)
○場面は暗い家の中へ。9:00辺りで、全身がぼんやり赤く光る悪魔👿がそーっとドア🚪から入って来ます。頭には角、足は蹄、股間はボロン、先っぽが三角の尻尾⤴︎が生えてて、なぜか手に道具箱🧰提げてます。子供部屋を覗くとエレアサルがじーっと悪魔を見つめてきます。それはスルーして悪魔はその家の夫婦の寝室へ入って行きました。
○翌朝、普通に山で木を切ったり仕事するフアン。幼い子供達にも優しい父親ですが、他の犬を咬んだ犬を上から押さえつけてボコボコに殴ってる(という設定)シーンにドン引き。
○家の改装業者だった通称セブンという若い男性に「アルコールやDV等悩みを抱えた人達の集い」を紹介してもらうフアン。フアンは妻と可愛い子供達と幸せに暮らしているように見えますが、かれこれ8年くらいネットのアダルトサイトを毎日巡回せずにいられないネット中毒になって悩んでいる様子。
○いきなり高校生くらいの若者達がラグビー🏉の試合開始する場面が挿入されてポカーン(꒪⌓꒪)ナンダコレ…
○また場面切り替わって、幼かった兄妹が5年くらい経った姿に成長して、一族集合してクリスマス🎄パーティーしています。
○また場面が切り替わって、サウナみたいな場所に大勢の男女が素っ裸で集まってます。主人公フアンとナタリア夫妻は個室になった部屋へ行きナタリアが他の男性とハッスル。そういうサウナだったのか…('A`) 夫婦の倦怠期だから刺激を与えることで愛をとりもどせ的なアレなんでしょうか。
38:25〜45:40辺りまでだらだら続きますので、お子様のいらっしゃる方は視聴時ご注意下さい⚠️ なんでこのシーンだけフランス語なんだろう。
○海辺で遊ぶ若者の一団。15歳前後に成長した兄妹のようです。時間が前後しながら話が進むので、なぜ初めて見る人物が大写しになるのか戸惑います。お前誰やねんていう(´・ω・`)
○ある日家族旅行に出かけるフアン一家。ナタリアが忘れ物したので取りに帰ります。1人家に向かうフアン。すると、空き巣に入っていたセブンとその相棒と鉢合わせに!銃で腹部を撃たれたフアン。
治療はしたようですが、家のベッドでナタリアの歌が聴きたいと言ったり、子供の頃の思い出話をしたりとフラグを立てまくるフアン。「警察に訴えないのか」と訊くナタリアに、撃ったのはセブンだと分かっているのになぜか犯人を覚えていないと言うフアン。
○その後セブンが訪ねて来ますが、エレアサルに「パパは死んだ」と言われ、フアンが死亡したことを知り動揺した様子。なんでやねん、お前が銃で撃ったんやろ(;`=ω=) そのままどこか森の中へと向かいます。
○ここでまた赤い悪魔👿が道具箱🧰持って登場。今度はナタリアだけになった寝室へ入って行きます。
○森の中でボーッと虚空を見つめるセブン。突然、自分の首を両手で引っこ抜いて死ぬという斬新な自殺をします。いや絶対人間の力じゃ無理やん!こんな死に方初めて見たわ!(;`⊙ω⊙) 1:46:10〜1:47:50辺りまで首がもげたセブンが映ってますのでグロ苦手な方はご注意下さい。
激しい雷雨⚡️☔️になりセブンの流した血の跡も雨と共に流れていきます。冒頭の牧場が映り雨の中牛がゆったりと草を食べてます。
○また唐突にラグビー🏉の場面。「もっとこう、行けるやろ!俺らの方が強いってとこ見せつけようや!」「せやせや!攻めて行こ!」「「「おう!!」」的なことを円陣組んで鼓舞して ーーーー完ーーーー


工エエェェ(´д`)ェェエエ!全っ然分からん。予告編作ったヤツと監督ちょっとこっち来い。
「魔術的リアリズムに溺れる、鮮烈の映像美」ってなんやねん、NHKで深夜3時とかに流れてる環境映像か!
「悪魔なのか、あるいは神なのか。」ってあの造形は日本人の自分でも分かるわ、悪魔に決まってるやろ!しかも悪魔に道具箱🧰持たせてどうすんねん、めっちゃ技術屋っぽくなってるやん。「どうも、給湯器の修理に来ました」みたいに見えるねんけど。


イギリスの詩人W・H・オーデンの言葉に
「死とは、ピクニックのとき遠くに聞こえる稲妻の音」
というものがあります。
今作でも、未来へ続く命の象徴である子供のシーンやセブンが死ぬシーンで遠くから雷鳴が聞こえて、やがて激しい雷雨となりました。
どんなに生を謳歌していようと、誰しも必ず訪れる「死」を意識せずには生きられない。そしてその「死」は、突然落ちる雷⚡️のように遠くにあるように思えてもいつ自分に降り掛かるか予測不可能である、ということを表しているように感じました。メメント・モリ。
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