理解不能映画と名高い本作に挑戦。
始めからものすごい映像美に圧倒されて、その場にいるような感覚になる。
カメラワークが何目線？だし、周囲にぼかしがあったりするわ、犬の息遣いが聞こえてきたりしてこれはすごいわと圧倒される。
恍惚として観ていたらばんばん場面は切り替わっていき、この作品力に簡単に振り落とされてあとはもうされるがまま。
時系列切り替わるわ、夢なのか現実なのかはっきりしなくなるし、つぎはぎのストーリーなんだけどストーリーは明確にある訳で、なんなのさこの快感！ってな感じで昇天。
これは感じ取る映画であり、そこに意味合いを求めることすらナンセンスなんでしょう。
個人的には、感性に訴えてくる・人間の想像力を膨らませる作品は好きだからぐっとくるものがあったけど、これは賛否分かれるよな。痛ましい表現とかもあったりするし。
最後に子供たちが無邪気でかわいくて、男の子がスパイダーマンの衣装着てたのが微笑ましいのが救いどころです。
