藤中恭美

日々ロックの藤中恭美のレビュー・感想・評価

日々ロック(2014年製作の映画)
3.0
ここまでひどいロックバンドはいないかもしれない。
むやみに東京に進出しちゃいけないレベル(笑)
主人公(野村周平)がうるさいし、すぐ裸になるし。。。
ま、普通だったら、この手の映画は観ないのですが、ちょっといま気になっている現役のドラマー岡本啓佑さんが出ていたというので観てみたんです。
で、岡本さん、ロックンロール・ブラザーズの一員としてあたりまえにドラム叩いておりますね。
最初のうちはほぼセリフがなかったんですけれど、ラストのほうではかなり喋っています。
さすがに音感バッチリのドラムを叩いているだけあって、役者として素人ながらすじが良い。
しかし、本物のドラマーをロックバンドのドラマー役に抜擢するってなかなか面白い。
歌手が主演というのはありますけどね。。。
きっと監督さんが本人を観て、こいつで行けると思ったんでしょうね。
ま、たしかに個性的ではありますけれど。
お話的には、せっかく本物のドラマーがいたのだから、もうちょい音楽の面で魅せられればよかったのにな、と。
そこのところが残念賞かも知れない。
藤中恭美

藤中恭美