柘榴坂の仇討に投稿された感想・評価（★3.1 - 4.0）- 4ページ目

武士道と云うは死ぬことと見つけたりと葉隠にあるように何だか分かりたくもない気持ちもありつつ少しこの精神に納得してましった。
武士に感動系よりは残酷結末例えば二人して自刃とかのほうがより一層哀愁漂うも…

時代背景が、江戸時代から明治への移り変わり。この移り変わりが日本の歴史の中で一番変化した時代じゃないかな？一気に洋風文化が押し寄せてきて、ちょんまげも切って(ザンギリ頭を叩いてみれば文明開花の音がす…

桜田門外の変と仇討禁止令からこの話を考えたであろう浅田次郎は、やはり稀代のストーリーテラー。
その2件の間の明治維新による生活や考え方の変化が、丁寧に描かれている。
クライマックスは息が詰まる。
2…

桜田門外ノ変で大きく人生が変わった二人の侍の視点で描かれるヒューマンドラマ。

1人は井伊直弼の近習として守りきれなかった侍役の中井貴一
1人は井伊直弼暗殺に加担した侍役の阿部寛

中井貴一は敬愛す…

大老・井伊直弼に仕える近習・志村金吾は、桜田門外の変で主君を守れずに失う。
金吾は、切腹を命じられることを望んだが、仇を取るよう命じられる。
しかし、いくら探せども、誰一人として生きて巡り合うことな…

江戸から明治にかけて、
時代が移り変わる頃の物語。

よくある時代劇の堅苦しさは少なく、
非常に観やすい作品だった。

中井 貴一さんの誠実さと、
阿部 寛さんの不器用さが、
イイ感じにマッチしてい…

前半は幕末から維新までを軽いタッチで描いていて見やすかった。後半は主人公の仇討ちの執着心や許しが描かれていた。
夜の黒、赤い椿に白いぼたん雪が降り積もる絵がとても美しい。全編通して絵がキレイで日本画…