文庫本で38ページしかない短編の原作を、30回以上の改稿を重ねて2時間の映画に仕立て上げた秀作。
「鉄道員」でもそうだけど、浅田次郎原作の小説は短編であってもそれだけ人の心を打つのだろう。
ストー…
変わりゆく時代の狭間で生きて行く武士の話
役者が素晴らしい方ばかりで、時代劇なのに言葉も分かりやすく話もシンプルでとても見やすかった!
今の時代リバイバルブームでヘソ出しとか太眉毛とか流行ったり…
西洋文化が入り始めた時代、「時代は変わっても大事にしなきゃならないこともある」と髷(マゲ)にプライドを持つ男。
嫌われてる大老を警護する中井貴一。
桜田騒動で、井伊直弼が殺されてる間に槍を取り戻し…
浅田次郎の短編を映像化。
「そりゃ泣かされる設定でしょ(笑)」と思いきや、ちょっと違った展開。
残る一人、佐橋十兵衛を探して13年の歳月が流れ時代は明治に。
そしてその歳月は時代と共に“侍”を消滅さ…
豪華な俳優陣。
昨日誉められていたことが、今日からは罪になるほどの混乱した時代に、13年も主君の仇討ちを願い、その後の切腹を願うなんて想像すらできない。
さらに、そんな旦那の想いが遂げられることを願…
桜田門外の変で志村金吾の人生は大きく左右される。目の前で主君を失い、失態の責任を負って両親は自害。切腹も許されないまま、仇討ちのために13年の月日を経る。幕末、明治維新の中で、1人武士として過去に…
短編の原作をよくぞ、ここまで膨らませたと思った。
作り手の熱量を感じた。
重鎮達の名演技はあっぱれ!
広末さんも頑張っていた。
なんだかんだと言わせない。
雪の足跡が心に染みる。
泣かされたなあ。…
©2014映画「柘榴坂の仇討」製作委員会