まめた

柘榴坂の仇討のまめたのネタバレレビュー・内容・結末

柘榴坂の仇討(2014年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

前半は幕末から維新までを軽いタッチで描いていて見やすかった。後半は主人公の仇討ちの執着心や許しが描かれていた。
夜の黒、赤い椿に白いぼたん雪が降り積もる絵がとても美しい。全編通して絵がキレイで日本画を見るようだった。音楽もいいなと思ったら久石譲だった。納得。
時代が移り変わっても武士の心は変わるものではないというセリフかあったので何がなんでも仇討ちを果たすのかと思っていたら、13年間追い求めた仇が目の前にいながら意外とあっさりと許してしまう主人公に驚いた。許しの行為は人として理想で美しいと思うがなぜ許したのか。仇討禁止の法が出て13年の仇討の仕事から逃れられてホッとしたのか。
中井貴一の侍は素晴らしくカッコいい。表情かいい。阿部寛は合わないな。
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