TJ

ファミリー・アゲイン/離婚でハッピー!?なボクの家族のTJのレビュー・感想・評価

2.0
ACOD/
Adult Children Of Divorce

幼い頃両親が離婚した青年。
離婚でハッピー⁉︎〜と変な副題やけど現実的なコメディ。

アメリカ映画を見てると錯覚しそうになるけど、いまや日本でも3組に1組〜やそうで。誰もが他人事で無い数字。日米の意識の差は大きいけれど。

歩んだ景色は大人になると違って見える。けれど思い返すと辛い思い出でしかなく。やさぐれず成功したカーター、大人になった今も幻影が彼を苦しめます。

アダム・スコット、男前なのにラブシーンもほとんど与えられず…wやけど困り顔がうまいのなんのって。日本でいう幸薄顔ですかねw

あとカーターににセックスを見られた後のリチャード・ジェンキンスの一言、趣があってめっちゃ笑かしてくれますw


終始どたばたで、キャッチーな外見とは裏腹に、監督の実体験、ACODの痛みに寄り添った悲劇ベースのコメディでした。


家族は浮沈を繰り返し
結婚も離婚も
1組1組のカタチがある

大人は自由の始まりだと言い
子は手本を欠き大人になる

それぞれの人生だからこそ
思いきり楽しめ!という着地点
ラスト雑すぎ!とつっこみながらも、ちょっと安心したりw


エンドロールで、私はACODですと明るく答える若者たちの顔が忘れられません。
TJ

TJ