ニクガタナ

アメリカン・スリープオーバーのニクガタナのレビュー・感想・評価

3.5
一夜明け、エロガキどもが夢のあと。
同じ日にあちこちで行われるスリープオーバー(お泊り会)。夏の終わりになんか良い思い出作りたい思春期男女が彷徨いすれ違う、携帯の無い時代の青春群像劇。メインの子たちも皆イケテないし美男美女率低めなのがリアルに感じる。セックスとかドラッグとかで大やけどにならないあっさり感が好印象。一生分のアメリカのスリープオーバー見た感じ。見境ないムッツリエロガキ男子の軸とマセガキ中3女子の軸が主軸で、失恋休学中の大学4年生と双子女子軸と転入生女子の嫉妬軸が微妙に絡み合う4軸展開。どこのお泊まり会もあんま楽しそうじゃないなぁ。メインの男子たちはなんだか陰キャっぽいというかオタクっぽいのが多い。大学生が自宅のビデオで観るモスラならぬモスキータってそんな東宝怪獣いた?ってマジで探しちゃったくらいよくできたフェイク怪獣映画がウケた。そことそこくっつくんかい!が一番可笑しかった。終い方がなんか良い。
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