れいさんるるる

マダム・イン・ニューヨークのれいさんるるるのレビュー・感想・評価

4.8
なんだこれー!最高だ!
すごい好き。

主婦、母、やったことある人ならどこの国の人でも、どんな家の人でも、専業でも兼業でも、程度の差こそあれ主人公シャシと同じ気持ちを感じること、あると思う。
一生懸命やってても、なんか認めてもらってると思えない感じ。

主人公シャシはあんな広くて素敵な家に住んで、
綺麗で、お姑さんも優しくって
お金持ちっぽくカースト上位に違いなくて
子供もいい学校行ってる感じで
何不自由ない。

なのに、なのに、家族が自分を認めてくれてない。きっと自分で自分に自信が持てない。それは辛いよね。何か満たされない。
夫、ダメダメだなあ。笑

ってとこからのスタートなんだけど
シャシは自分で自分を変えようとする。
自分を愛するために、好きな自分であろうとする。とっても素敵です。

カフェのシーンはひど!!って思ったけどいますいます、ああいう人。自分のフラストレーションを人にぶつけてるだけの人です。そのやり方じゃ自分が幸せになれないのにね。もったいないなあって私は思うだけ。

クラスメートと先生、姪っ子ちゃんが最高です!

そしてクライマックス。
シャシのスピーチに心が震えます。

この映画名台詞が多すぎて、
英語でちゃんとメモを作りたいって思いました。

「恋はいらない。尊重してほしいだけ」に心掴まれました。

ほぼ完璧に好きで
ほんとは5.0にしたいのだけど、夫の最後の笑顔がちょっと不気味で。。
シャシの努力に感動しバカにしてきた自分を恥じているならもっと敬意をはらった表情になるのではと思ったんで、そこだけマイナス0.2しました。

あの表情どうみても、「すげえだろー俺の女房、英語までできちゃうんだぜ」みたいなオレオレ自慢感が。

うがった見方でしょうか?笑