マダムが美しすぎて、それだけでももう目が幸せ。
外国語を学ぶ人、留学を目指す人はもちろんのこと、自分を過小評価して自信が持てない人に観てほしい。
結局、彼女が自信を持てるようになったのは「英語を話せるようになったから」だけではないとわたしは捉えました。外国語を学ぶことは、言葉だけでなく、新しい世界を、ひいては新しい世界にいる自分を見つけることです。彼女は新しい世界で、judgementalでない多くの人に出会い、励まされ、どんどん自己肯定していけるようになります。
またジェンダーの問題にもよく切り込んでいるなと思いました。「男の料理は芸術、女の料理は義務」という言葉がとても印象に残っています。
この映画の魅力は登場人物によるところが大きいと思います。マダムのひたむきさは勿論、息子の無邪気さしかり、クラスメートや先生、姪なども、あたたかくて魅力的な人ばかり。音楽もほっこりするものばかりだし、また何度でも観たくなります。
ラドゥ食べたい。
