あきしげ

トランスモーファー -人類最終戦争-のあきしげのレビュー・感想・評価

1.5
モックバスター(模倣映画)の一種。
『トランスフォーマー』の便乗作品。
当時多くの被害者が出た罪深い映画。
『トランスフォーサー』もあります。
今回は意外にも有名なパチモノです。

冒頭は玄田哲章の重厚なナレーション。
その背景はフルCGのアニメーション。
人類には絶望的なるシチュエーション。
中学生が描く世界のイマジネーション。
玄田さんのプロらしいモチベーション。

本作は多くの要素を組み込む。
・トランスフォーマー
・マトリックス
・デモリションマン
・エイリアン2
・ターミネーター3
なんとも豪華なパクリである。

主人公のミッチェル大尉は冷凍刑。
それなのに彼しかいないから頼る。
5年の冷凍刑による後遺症はない。
そして、吹き替えが玄田哲章です。
あまりにも似合っていないのです。
重厚な玄田さんの声が浮いている。

部下のイッチーも冷凍刑から解放。
ミッチェルよりも軽い感じのノリ。
反逆者なのにバーで酒を飲みます。
帰ったらラブボットが約束される。

司令官のヴァン・ライバーグ。
なぜか地下の軍隊は女ばかり。
司令官も女でなぜかレズです。
主人公の元恋人と婚姻の関係。

主人公の元恋人のナディア。
司令官とは婚姻関係のバイ。
助けられるヒロインである。
司令官と主人公と三角関係。

本作を楽しむ為の五箇条です。
・期待値のハードルを足元まで下げる。
・本作はクソ映画だと何度も唱えます。
・脳内の妄想力を冒頭から解放し補完。
・流れに身を任せて一喜一憂をします。
・玄田哲章さんのプロ根性を堪能する。
これでかなり面白くなります。

RE-216
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