数年前、おなじことになってた
たのしかったし頭はいかれたしすごくいい音楽もつくった
でも信仰はしなかった
それはそこ以外に わたしだけ 居場所があったから
私以外は そこだけにしか 居場所はなかったのに
それはイコールでわたしが凡人であることを示したと思った
私以外はサボれるしイカレれるし腐れる
でもわたしは真面目
イカれてもたのしくても朝が来たら真面目
それだといいものがつくれないと思った
苦しくないとなにも生み出せないと思った
だめだと思った
でも私はそこ以外の居場所も大切だった
私はバンドをやめた
病気は回復した
だけどなにも生めない気がして悲しくもなった
真面目に生きる道を選んだりもした
でも真面目に生きることと合わせることは同じではなかった
同じではないはずだと信じた
私はあのとき信仰はしなかった
そこに依存はしなかった
他人に感情を振り回される必要はない
自分を信じるのだ
信じるしかないのだ
わたしはまだこれからである
真面目でいたって真面目に生きてきたって生み出せるものはあるはずだ
平凡だってイカれるときもあるはずだ
イカれなくたってそれが自由であり自分であれさえすれば
それは正しい道であるはずだ
追記
舞台ダブルを思い浮かべたりもした
