虹島流浮

一条さゆり 濡れた欲情の虹島流浮のレビュー・感想・評価

一条さゆり 濡れた欲情(1972年製作の映画)
3.0
芸術なのか、猥褻なのか。

伝説のストリッパー、一条さゆり。
こんな人が日本にはいたのですね。
芸を極める。人を沸かせる。凄いこと。
引退とともにその流れを本人を起用して映画にしてしまうのも凄いこと。そして何より本人裁判中。さらに日活も裁判中。
両者の意義をかけてタッグを組む。

阪神野田駅の昭和の風景、路面電車が走っていたのですね。
やっぱりロケ撮影の映画ってのは映り込む人々の表情だったり建物だったり嘘のない風景で、当時を映し出した妙なリアリティがそこにはあって、目がのめり込んじゃいますね。