四畳半襖の裏張りに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)- 5ページ目

「四畳半襖の裏張り」に投稿された感想・評価

Jumblesoul

Jumblesoulの感想・評価

3.5

文豪永井荷風の原作を神代辰巳監督が映画化したもの。
正にジャパネスクであり、大正ロマン&ポルノといった作品である。お色気映画というよりも、軍国主義に向かう直前の日本の風俗社会を描いたドキュメンタリー…

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サブエピソードはありつつも、基本遊女が客とやってるだけの映画で、そこに愛はないんだけど、なんて美しいのか。
挟み込まれる時代背景と、そういう世俗から隔絶した場所にいる遊女と客。愛のコリーダみたい。

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「男の顔が良いって、誠がないような気がして…」

松島新地の嬢たちを描く大正ロマンポルノ。
着物が華やかなこと!夢二の作品のようにコロコロと変わる美しい着物のオンパレード。

お座敷の芸のクオリティ…

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あ

あの感想・評価

3.1
人力車の並走のシーンとか引きで走ってる人を捉える所とか動きがあると画が凄い活きてくるなあと思った。
ストーリーはそんなに面白くないけど編集が面白い映画

神代辰巳監督による日活ロマンポルノ。米騒動が起きた1918年の花街で、新人芸者(宮下順子)が性技を学び実践する成長譚。卵を股に挟んだり、ピロピロ笛を吹いたりするギャグシーンもちらほらあるが、基本的に…

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(秘)色情めす市場の芹明香が忘れられずにいたら、地元の映画館で偶然本作が上映されていた…!
ロマンポルノでありながらキネマ旬報ベストテン入りを果たした、と鑑賞前に知り、期待が高まる。
感想は、編集が…

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大越

大越の感想・評価

3.5

初神代、てか初ロマンポルノ。

今からちょうど100年前のまさに今頃に米騒動が起こっていたわけですが、なんとまさかのそのお話。

カメラワークにしろ、カット割りにしろ、もうぐっちゃぐちゃなのに統一感…

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MegmiTanak

MegmiTanakの感想・評価

3.7

永井荷風の原作の現代訳を読んだが、柚子という芸者とのパートは、ほぼ原作通りであった。
情事の描き方について、映画では、徐々に乱されていく女の姿がじっくりと丁寧に表現されている。対する原作は、あくまで…

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たむ

たむの感想・評価

3.9

日本の歴史と性の文化がカットバックすると、なんとも奇妙な感慨のある映画です。
日本でしか作れないような映画であり、描かれるブラックユーモアが鋭く、時に馬鹿馬鹿しい。
この映画が作れた時代と才能がうら…

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米騒動とか懐かしワードがモンタージュされることで、ロマンポルノ観ながら受験日本史思い出したりわけわからん気分になるのが面白い。全体的にエロは少なめ、しかし宮下順子の恥じらいは偉大。

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