神代辰巳が宮下順子、芹明香と初めて組んだ作品。袖子(宮下順子)と信介(江角英明)の濡れ場を御簾ごしにロングショットの長回しで描く。宮下順子が赤い襦袢を噛むのが官能的だ。宮下順子の口に魅入られる。袖子…
>>続きを読む【愛にコリータ】
大島渚の『愛コリーダ』ほどハードコアなSEX描写はないが、やはりアンモラルな性関係が延々と綴られていく神代辰巳の代表作。日活ロマンポルノ。
個人的には本作より先に観た続編『しの…
一晩のセックスの中に、大正7年という動乱の歴史がはめ込まれる時間の解体の壮大さが、ラストカットのただ淡々と天井叩いてるあたりでまた元の緩やかな日常の時間に収束していっちゃような感覚があった、あの感じ…
>>続きを読むやっぱり神代が好きだ。
実は神代の良さってのはこの飄々としてユーモアにあるのではないかと思っている。一緒にするなよと言う意見もあるだろうけど、「カモメ食堂」や「めがね」、あるいは「やっぱり猫が好き…
このレビューはネタバレを含みます
【クソガキが見てはいけない映画】
文豪・永井荷風の耽美的小説「四畳半襖の下張」をヒントに映画化した作品。
大正時代に起こったロシア十一月革命、富山の米騒動、万歳事件の様子をセピア色の写真…
愛のコリーダのインスピレーション源。
愛コリより面白い。
初客に心を許してはならないという職業観と恋愛遊戯において揺れ動く女心の機微。
人力車内でコトに及ぶ遊び人と芸者(宮下順子)に嫉妬した芸者…
素晴らしい作品。
時間がないんだよ、という兵隊さんが最高。忙しすぎる。
田舎から出てきたばかりの娘が姐さんの相手をさせられて、汗を流して震えているシーンもいい。修行と思えというには、酷かと思う。
首…
傑作。泣いた。
群像劇的で芸者と客との世界を客観的に観察するような視点で撮った映画。
狭い世界であるものの、日露戦争や米騒動といった外の世界と交錯し翻弄されるという。
夜の人力車の追いかけっこのシー…
芸者たちの心得を宮川順子の「顔がいい男は誠がないような気がしてねえ」というせりふや、絵沢萠子が話す便所の飯粒をもったいないから食べるエピソードで紹介しながら、売れっ子の丘奈保美の外回り、芹明香の股に…
>>続きを読む日活株式会社