時は大正、動乱の時。
ヒロインの芸者とお客が初回からしっぽりはまる姿を湿度高く描写しつつ、他の芸者界隈の話しを挿入し、それらが次第に集束する味な展開を大正ロマンの香り高く美しい映像で見る者を唸らせる…
何たる傑作。構図も色もキマってる画には力があって引き込まれる。人力車並走といい、ラストの追っかけといい走るところ良い。大正アナーキーとロマンポルノの親和性。セカイ系に通ずるものも感じたり。
宮下順子…
ある意味セカイ系なんじゃないかと。この世界のどこかでは秩序の崩壊が始まっていて、その変容に巻き込まれる人もいれば、外側であり続ける人もいる。つまり、それぞれがそれぞれのセカイの中に住んでいて、それぞ…
>>続きを読む恥ずかしながら初神代辰巳。
周防正行の『変態家族 兄貴の嫁さん』は小津をパロディにしたポルノ映画だそうだが、これは溝口パロディのポルノ映画(と言っていいほどモロとしか言いようがない)か?画面が本当…
あんまり実用性ないんだから、やってるシーンもうちょっと短くても良くないと思ったが、それだと深刻な尺不足か🤮ロマンポルノと雖も、やってることは普通の映画と同じなんじゃないかな。ただ、愛がキスかセックス…
>>続きを読む情けないしどうしようもないが、下品ではない。かといって悲劇的でもないし、楽天的でもない。なんだろう、人間の性を卑下にせず、高尚なものにもせず、引いた目で美しく描いてる。それ難しい。
社会状況に翻弄…
日活株式会社