四畳半襖の裏張りに投稿された感想・評価 - 3ページ目

『四畳半襖の裏張り』に投稿された感想・評価

素晴らしい作品。
時間がないんだよ、という兵隊さんが最高。忙しすぎる。
田舎から出てきたばかりの娘が姐さんの相手をさせられて、汗を流して震えているシーンもいい。修行と思えというには、酷かと思う。
首…

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「時間がないんだよ」がおかしくてしょうがない。帝国軍人たる者が、芸者とマラソンとは何事か! 
白眉はもちろん酷すぎる人力車並走シーンなのだろうが、首吊りの後戻りできない感じもやばい。そしてあまりに唐…

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camuson

camusonの感想・評価

2.5

海外では「The World of Geisha」のタイトルでそれなりに有名なようです。
(本作の日本語版wikipediaはありませんが、英語版wikipediaはあります。)

「初会の客に気を…

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巨匠神代辰巳の日活ロマンポルノの名作。
人間の欲望の一つである性欲と戦争という人間の欲がカットバックされていく。神代監督は、この二つの欲を的確に捉えている。

こんな映画を撮れる監督はもういないんだ…

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ひでP

ひでPの感想・評価

2.5

2022年10月02日GYAO!無料配信。

日活映画。永井荷風の原作の映画化。
遊び人中年男と初見の芸者との情交を描く。

大正中期、日本中が米騒動で騒がしい、東京・山の手の花街、料亭“梅ヶ枝”。…

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お座敷での客と芸者との一連のやりとりの合間に、「男は顔じゃない」「初会の客に気をやるな」といった中間字幕や米騒動・万歳事件・シベリア出兵といった社会的事件の図像が挿入されることで、お座敷で生起してい…

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芸者遊びと動乱の大正時代
一見繋がりがないかのようなカットバックだけど当時の時代背景とか考えると納得できる こいつこんな世の中が大変な時に何してるんだよ的な意味で
終わり方がかっこよすぎた
文芸とか猥褻とか、この作品に纏わる様々な事柄より、映画的野心に唸る。宮下順子のひとつの濡れ場パートを丸ごと描く心意気。大正のきな臭い空気感を男女の睦言から丹念に浮かび上がらせている。
フク

フクの感想・評価

3.5
戦場へ行く兵士と女郎というだけの関係性を超えた命のやり取りとしての悲壮な営みと、その狭間に見え隠れする国家や戦争という理不尽さに対しての主張が、時に作品としてのバランスを毀すほどに、強烈に響いてくる。

お下劣表現散見されるので、ご注意下さいませ。

さあさやってきましたよ、いつものやつが。
せーの、「日活ポルノ観たい欲!」、、ってことで日活ポルノを飛び越え、1973年キネマ旬報日本映画第6位に選出…

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