1976年
ジャック・タチの娘ソフィー・タチシェフが監督した短編。約13分
母娘で営む田舎町の小さなパティスリーが舞台。
娘（と言ってもマダムな感じ）が店に出て、母（ボス）は裏でパイやタルトを焼いてる。
次々とやってくるおっちゃん達は、みな顔なじみで、タルトを食べつつ、狩りの成果や休暇の予定やらをダベったり、トランプやゲームしたり。
コーヒーもお茶も水も出さない店なのに、みなタルトおかわり。笑
今日はやたらタルトが出る日ね、と言いながら母に追加のタルトを急いでもらう。
客にからみ始める変なおじさんを、はいはいまた明日ねとマダムが追い出すと、常連らしい男が入ってくる。
マダムは無言で1つの菓子を出し、男も無言でさっと菓子にはさまれたお酒？だけ飲んで残りはポケットに入れて代金を置いて出ていく（この間わずか30秒。笑）という謎の関係が気になったり。
まだ夕方早そうな時間だけど、さ、店じまいよーと残った客を追い出す母娘。
自転車で帰ろうとするおっちゃんは菓子に含まれたお酒で酔っちゃったのか（笑）フラフラして、停まってた警察のバンに乗せられる（送ってもらう）。
店に出入りする人々のやり取りを眺めるだけの作品ですが、ほのぼの、ほっこり、いい時間でした。
