たけちゃん

守護神のたけちゃんのレビュー・感想・評価

守護神(2006年製作の映画)
3.8
筋肉は水に浮かない……


アンドリュー・デイビス監督 2006年製作
主演ケビン・コスナー、アシュトン・カッチャー


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
今日、9月9日は「ポップコーンの日」
そんな日は、ポップコーン片手に観られるアクション映画が観たいですよね~。
そして、合わせてお知らせ「救急の日」
こちらは「9(キュウ)9(キュウ)」の語呂合わせから。
救急医療機関の意識を高め、救急医療や救急業務に対する国民の正しい理解が得られるようにと、昭和57年に厚生労働省が制定しました。

昨日も大型の台風15号によりたくさんの被害が出ていますし、災害列島と呼んでもよい日本は、とにかく救急医療機関の仕事が大切ですよね。
しかし、医療機関に従事する人も人間ですから、家族がいて、休養も必要です。お互いに助け合える存在でいたいと思います。


さて、そんな日ですので、ポップコーン片手に観られるかは謎ですが、救急医療というよりは、救助活動に属する映画を選びました。
「守護神(The Guardian)」、主演はケビン・コスナー。
でも、未見の作品なので、果たして当たりかな?





さて、映画です。

アメリカの沿岸警備隊の救助チームのお話です。
となると、アメリカ版「海猿」か?という声もありましたが、「海猿」好きな人間としては、ちょっと違う!と声高に言いたい。
でも、悪いのか?と言うとそうでは無い。
方向性が違うのよね。
「海猿」は伊藤英明くんの暑苦しい演技と作品がピッタリで、どこまでも熱く描かれた感動大作。
漫画原作ですが、ドラマでしっかりと背景も描かれたことで、実に感情移入しやすい。

それに対して「守護神」の方は、訓練教官ベン・ランドールを主に描きながら進められます。その中での世代交代、魂の継承が描かれました。


途中までの訓練シーンは、よくある戦争映画の新兵訓練と一緒ですね(笑)。僕は途中までは「愛と青春の旅だち」かと思ったわ(ˆωˆ )フフフ…ソックリ

3分の2が訓練学校場面で、最後に現場での光景が。
伏線の回収もしっかりされて、スッキリ!
とても面白かったです( •̀ω•́ )و✧



伝説の救急隊員で、現在、訓練教官のベン・ランドールを演じるのがケビン・コスナー。仕事一途で不器用な役は相変わらず(ˆωˆ )フフフ…

アシュトン・カッチャーは、そのランドールの元でしごかれる救急士見習いのジェイク・フィッシャー。優秀なのに、過去に秘密のある役です。

ランドールの下で救急士を鍛えるのが、ニール・マクドノー。実は僕、この人好きなんです。
「バンド・オブ・ブラザース」のコンプトン少尉です。他にも、ちょいちょい映画に出て、脇を固めてます。


監督はアンドリュー・デイビス。
いい仕事していますね。
アンドリュー・デイビス監督の作品は好きなものが多いです。スティーブン・セガールの「沈黙の戦艦」やハリソン・フォードの「逃亡者」など、良い作品を残していますね~( •̀ω•́ )و✧




さて、最後に音ネタ💩ウンチクンです\(^o^)/

今作の主題歌はブライアン・アダムスが歌う「Never Let Go」
ブライアン・アダムスはカナダ出身のシンガーで、80年代にはめちゃめちゃ売れてましたよね。特に「Reckless」ね!
バンクーバーオリンピックの時には、国を代表して歌っていた国民的歌手です( ˘ ˘ )ウンウン、ナツカシイ

映画「ロビン・フッド」でも主題歌を歌っていたのでケビン・コスナーが好きなのかなぁ。偶然?


今作の音楽を担当するのはトレバー・ラビン。
以前も書いていますが、トレバー・ラビンって、低迷期のイエスに参加して、あの伝説的名盤「ロンリーハート」を生み出した立役者の1人です。
後にソロとなり、ハンス・ジマーなどと懇意になって映画音楽の道へと進むんですよね。


そして、もう一曲。
あのランドールのしごきとも言える訓練が始まった場面で流れるのは、カサビアンの「Club Foot」です!
いや、めっちゃかっこいい使われ方。
ここだけ、別物でカッコイイ(笑)

カサビアン、大好きなんですよね~。
2000年代デビューのイギリスバンドで、出すアルバム出すアルバムカッコよくて、今1番ニューアルバムが待ち遠しいバンドの一つですね( ˘ ˘ )ウンウン

この「Club Foot」は、2004年に発表されたカサビアンのデビューアルバムのオープニングを飾る曲で、シングルカットもされました!
チェコスロヴァキアの「プラハの春」の学生指導者の英雄ヤン・パラフに捧げられていて、MVもそうした情景が描かれています。



他にもこんな使われ方していた曲があったら、スコア4.0超えましたね( ¯−¯ )フッ、オシイ