殺人カメラの作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 2ページ目

『殺人カメラ』に投稿された感想・評価

S

Sの感想・評価

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2023.0727
シネマヴェーラ渋谷で
「無防備都市」からロッセリーニにハマりはじめたので、タイトルに目を惹かれて鑑賞。

主人公が坂を勢いよく駆け降りたり、少年たちが美女見たさに、壁を登ってイタ…

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ICHI

ICHIの感想・評価

3.5
物語としては「世にも奇妙な物語」とか「笑うセールスマン」的な感じでそこに社会風刺が混ざる手法は時代的な古さを感じるが、人物が多彩で重層的だし、階段を効果的に使った上下の構造も素晴らしい。

手で置いてく紙人形と紙家とナレーションが虚構性を強調する一方、聖人(悪魔?)のジジイを撮る時の群衆の中をズームで映すカメラは真実性を晒す。『自転車泥棒』の喜劇的再演?SNS的キャンセルを皮肉するよう…

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写真は、生きた人間を永遠の死の空間に閉じ込めている。では、逆を考えてみよう。写真を元の生きた人間に現像する、それが殺人カメラである。
Gocta

Goctaの感想・評価

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イタリアのアマルフィを舞台に、写真屋が人を殺す術を手に入れ、政府からの交付金が決定したことで自分の利益ために使おうとする身勝手な町の有力者たちを悪人と見なし殺そうとするブラック・コメディ。面白く観れ…

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ロッセリーニ監督が同年の「アモーレ」と「ドイツ零年」の間に撮ったリアリズモ・ファンタジー。

イタリア南部、アコルフィー海岸の小さな漁村で聖アンドレアのお祭りが開かれていた。その夜、写真屋のチェレス…

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あまりノレなかったけどそれでも面白い。

写真のポーズで死ぬのウケる〜
そして、すげえ落ち着けないカメラだった。なぜ?
正直このテンションにちょっと付いて行けなかったが「こんなのも撮ってたんだぁ」と知的好奇心は充分に満たされた
odyss

odyssの感想・評価

3.0

【人間なんてこんなもの】

戦後間もない時期のイタリアが舞台のモノクロ映画。
写真屋が得体の知れない男と出会い、奇跡を起こす能力を授かるけれど・・・

最初のあたりは当時のイタリアの世相、例えば貧し…

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 とある街にアメリカ人一家が越してくるのだが、一家の行く先々で人々の邪な欲望が露わになり、それゆえに「殺人カメラ」を持った正義感の強い男に殺されていくという話で、アメリカに対するロッセリーニの複雑な…

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