藤見実

殺人カメラの藤見実のレビュー・感想・評価

殺人カメラ(1952年製作の映画)
3.6
写真をカメラで撮ると本人がその写真の通りに死ぬという力を謎の老人に授けられた純粋な写真屋が街の悪徳を正すためにひとをその力で殺しまくるのだが、度が過ぎたことをしすぎて破滅…と思いきやの喜劇ハッピーエンド。

写真の姿になってから死ぬので決めたポーズでみんな死んでくからコミカル。

墓地を観光ホテルにしようとするアメリカ人一向が、宿泊先の有力者たちがどんどん殺されるために階段の多い街を行ったり来たりするのが面白い。

大勢の人が騒ぐ場面の集団ヒスを描くのが本当にうまいロッセリーニ。
藤見実

藤見実