このレビューはネタバレを含みます
松坂さんのお色気具合をと
邪な気持ちで観覧したら、
舞台は遊郭と言えど
儚い恋の物語でした。
結末は世間から見れば
破滅的ではあるけれど、
彼女らは最終的には
幸せではなかったんだろうか?
と思わせられました。
過去に「肉体の門」や
「吉原炎上」なども
鑑賞しましたが、
こちらは主人公を取り巻く
環境も暑苦しくない程度の人情さで
落ち着いた気持ちで
観れました。
幼馴染or恋人役の
奥田瑛二さんも個性的な役柄で
良い味が出ていました。
昭和の映画は配役に
当たりが多くて、
毎回どの役者さんも
新たな発見が得られて嬉しい…
そんな事を思わせる
作品の一つです。