いやよセブン

五番町夕霧楼のいやよセブンのレビュー・感想・評価

五番町夕霧楼(1980年製作の映画)
3.0
昭和25年、貧乏な漁村の一家を助けるため、美人の娘(松坂慶子)が京都の遊郭に売られる。
幼なじみの吃音の男の子(奥田瑛二)も、京のお寺(金閣寺?)で修行中だ。
娘にはいい客(長門裕之など)がつくが、どうしてもその男が忘れられない。
男は実家の状況に絶望し、占領軍やお金のことしか考えない寺にたいし不満を募らせていく。
娘が結核に罹り、男は心のより所を失い寺に火をつけ、自らも命を絶つ。
ドラマ部分は金閣寺がメイン、そうなると市川雷蔵が目に浮かび、損をしている。
松坂慶子が美しいの言うまでもない。