ディアッカ

PERSONA3 THE MOVIE #2 Midsummer Knight's Dreamのディアッカのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

原作のゲーム中でもイベントの多い7-10月までを映像化した劇場版第二作。冒頭から精神攻撃にやられあやうくラブホでベッドインしかかる主人公とヒロインの一人であるゆかりのシーンから始まり、物語前半では怒涛の勢いでアイギス登場と主人公たちの戦いのゴールが明示される屋久島の旅行、小学生ながら強力無比なペルソナを有する天田と犬でありながらペルソナを発現できるコロマル、そしてかつてはS.E.E.Sの一員だった荒垣の復帰を描き、夏祭りを経て後半は天田と荒垣の関係性にスポットを当て、衝撃のラストへ至る。
前述したように詰め込むだけの要素をかなり押し詰めたこともあり、アイギスとの出会いや女子陣の水着や浴衣。男子陣のナンパ大作戦から順平とチドリの出会いまで網羅しつつ、10月のゲームとしても転換期となる衝撃の展開までキッチリやりきったので、テンポは非常に良いが、特定のキャラの影が薄くなったり、シーンごとの説明不足が目立つ等反面どうしてもダイジェスト感は拭えない。
それでも作画は高水準で、CGによる妖しくも恐ろしいシャドウと影時間の絵の雰囲気、バトルシーンのクオリティはよりグレードアップ。特にキャラの魅力を最大限に引き出すための見せ場となるシーンはより気合の入った絵作りになっており、ファンムービーとしてはかなりの高水準。
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