ポルポト虐殺を生き延びたリティ・パニュによる再現人形劇。クリストフ・バタイユの脚本参加も注目。寡黙な人形達と切り詰められた言葉との鋭い対峙。過去を語ることの堆積性に裏打ちされた土人形の厚みと余韻。
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素朴な土人形が語る「真実」。
素朴であるが故に、想像力が掻き立てられ、土人形の素朴な表情に込められた痛み、憤り、悲しみが、生々しく伝わってくる。
「新国家が望むのは、機械人間」
「考えることは許さ…
このレビューはネタバレを含みます
監督自ら手作りした土人形がやけに生々しい、ポル・ポト政権下のカンボジアで起きていたことを淡々と記録映像を交えて監督が語る体験記。
予告編はこちら👇
https://youtu.be/h78Qkto…
自分が生まれた時、実際にカンボジアで起きていたこと。
本気で貧富の差を無くすための強硬手段。これは、本当に大失敗。
金の力が無くなると、いとも簡単に暴力が権力に直結するという、人間の生物としての因果…
記録を振り返りつつ、記憶で補完していく方式で凄惨な思い出を語り続けるドキュメンタリー。
記憶部分は土の人形で補われる。
多様であった人々の生活が急激に変化し、所有物は黒い服とスプーンだけの生活に戻る…
カンボジア語?のナレーションのなかにCommunism とかCapitalとかNationalistとか…カンボジア語に元来なかった単語が何かが判った。なぜこんな恐ろしいことが起こったのか不思議でし…
>>続きを読むカンボジアのポル・ポト政権下の惨状に迫った新しいタイプのドキュメンタリーでした。
ポル・ポト政権のプロパガンダにより、残されなかった人々の映像を、土人形を使って甦らせるという手法が面白く、ホドロフ…
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