70年代のカンボジア。
クメール・ルージュ(カンボジア共産党、ポル・ポト派)によってもたらされた悲劇を、
粘土をナイフで削りだした、素朴な風合いの土人形とジオラマで再現したものです。
過激な表現はあ…
だいぶ心にきた映画。
当時の再現をキャストやセットを用意して最新鋭のカメラを使い撮影するでも無く、その歴史が刻まれてる土地の土を使い人形を作り、亡くなった人達のポートレートとジオラマを作り再演する…
【誰しもの箱庭】
これは(当時)昨年のフィルメックスでみたのですが、寝不足うつら鑑賞という勿体ないことをしてしまったため再挑戦してきました。そして稀有で、貴重な映画体験となりました。
70年代の…
誰かのために、祈りを込めて鶴を折るように、虐殺による犠牲者たちが眠っている土で人形を作る。
とてつもなく、強い祈りだ。
鮮明な記憶をその人形で表すこと、それは癒しであり、思想への抵抗でもある。思想…
切ない。
とはいえクメール・ルージュすらよく知らなかった無知な自分。
この映画のお陰で知り、少しでも勉強することが出来たので前向きに感謝しないと。
カンボジアでのポル・ポト政権支配下において資本…
信じられないくらい愚かな思想が
国家を支配できてしまうのが戦争なのだろうか。
士農工商を思い出した。
簡素な人形は
恐ろしい経験が語られるにつれて
表情を持つようになる。
記録として残された映像…
クメール・ルージュがプノンペン入りし、都市住民たちが農村へ下放される
ポル・ポトの夢想に従い学者も放逐した無謀な田園国家計画など上手くいくわけもない。それに巻き込まれた幾多の人の将来や命は奪われた。…
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