大怪獣パパイヤ鈴木

消えた画 クメール・ルージュの真実の大怪獣パパイヤ鈴木のレビュー・感想・評価

4.2
だいぶ心にきた映画。

当時の再現をキャストやセットを用意して最新鋭のカメラを使い撮影するでも無く、その歴史が刻まれてる土地の土を使い人形を作り、亡くなった人達のポートレートとジオラマを作り再演する。

悪しき歴史によって消された人達が唯一残した(残った)部分に自分も語りながら語ってもらう手法が、キャストを用意して演技をしてもらうとはまた別の説得力があって良かった(てかそれより説得ある)。

劇的にドラマチックにストーリーを飾り立てて語る歴史映画には無い、確かにそこにあった現実を見せられた気分。