ルパン三世は好きだったけど、子供っぽいのを見直す気にはなれないオッサン用にチューニングされた、それぞれ三人のバディにフォーカスしたシリーズ三部作第一弾。
種明かし部分は奇想天外で説得力に欠けるが、それもまたルパンの味だし文句は言うまい。
不二子ちゃんのお色気パート(しかしあのピアノ仕掛け人形はいくらなんでもお下品過ぎない?)は十分に堪能させてもらったし、次元のマグナムへのこだわりが功を奏する決闘シーンも納得だ。
贅沢を言えば後30分ぐらい尺を伸ばして、奥崎の過去や、情報リークからの各地の反応や東ドロア政府の黒幕についても描いてほしかった。