くろまめ

ムカデ人間3のくろまめのレビュー・感想・評価

ムカデ人間3(2014年製作の映画)
1.0
シリーズ最後にして、1番の駄作。
クソ映画と言っても良い。私が許す。



2作目も内容無いなぁと思ったけど、今回はそれ以上に内容が無い。
内容?何それ?美味しいの?ってくらい無い。
もう退屈過ぎてスマホ片手に観ながらのながら見になった。
この作品に比べたらヤフーニュースの方が面白いわ。
無駄に制作がアメリカになったからかなぁ…



1作目に出演していたハイター博士役のディター・ラーザーがまた主人公になっているんだけど、前回は不気味なサイコパスがハマっていたのに、今回はうるさく叫ぶだけの切れたおっさんに成り下がっていた。



とにかく、ずっと叫んでるし、何かに切れてる。
叫ぶ内容もお下劣で、アホみたいなのばっかだから、観ていて疲れるし飽きる。
高血圧な設定だけど、そりゃあ血圧も上がりますわ。ってくらいの切れっぷり。
丸刈りにした頭に血管浮かぶくらい叫ぶから、本当に血圧が心配になってくる。



しかも、めっちゃスローリーな喋り方だから、何かボケたおじいちゃんが喚いているって昭和の風景を彷彿とさせられた。
「はいはい、おじいちゃん。ご飯はさっき食べたでしょ。」って息子の嫁が受け流す。



まさに息子の嫁的存在が2作目の主人公のキモいおっさんローレンス・R・ハーヴィー。
今回は前回程はキモく無い。
演出って凄いね。
まぁ、ムカデ人間に固執する所は同じだけど、まだちょっとはマシ。
あの所長の下でよくやってるわ。って感じ。
めんどいのと汚いのは全部押し付けられるし、話しは聞いて貰えないし。
ホントおじいちゃんの介護してる息子の嫁だわ。



1回殺したのに蘇生してまた殺すをリピートは笑った。
アホか笑
あと、意外と囚人達の方が人道的なのもウケた。
映画の感想がまとも笑



この作品ずーっとずーっと、ディターのブチ切れた1人芝居を見せられる気になってくる。
時々グロいというか、痛いシーンもあるけど、何かそれも茶番くさくてアホらしくなってくる。
はっきり言ってラストのムカデ人間までの尺は全部カットで良い。
それくらい無駄なシーンばっか。



何故か監督のトム・シックス本人まで出てくるし、しかも意外にメンタル弱いし。
1作目のムカデ人間の先頭の北村昭博や刑事役のおっさんもちょっと出てたりで、プチウォーリーを探せみたいになってる。



だいたい、ムカデ人間も今までで1番ショボい。
服着てるし、あの炎天下の中どうやって生活させるの?って細かい設定は丸投げ。
当初の設定が忘れられるって、シリーズ物あるあるになってる。
とりあえず、惰性で3部作全部観たけど、1作目が1番良いっていうのも、シリーズ物あるある。



全作品が全て何かしらで繋がりがあったり、出演者が同じだったりは、まさにタイトル通り『ムカデ人間』だなって思った。
全部繋がっている。
評価点はそれだけ。
3部作にしないで1作目だけで終わらせておけば伝説になったのにね…


とりあえず、3部作完走した皆さん、お疲れ様でした!って感じで疲労感なラストで締め。
くろまめ

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