このレビューはネタバレを含みます
Netflixにて
公開時映画館にも行った。
市川由衣の全裸ヌードシーンとセックスシーンが相当話題になった。
良くも悪くもそれだけじゃないか⁉️と云う感想が多かったかな。
1970年代設定なんで、昭和の匂い、ATG映画の匂いを強く感じる。
愛し方を知らない男と、愛され方を知らない女、基本彼女目線でストーリーライン進行もとにかく痛々しく、暗い。
かなりの大胆ヌードもエロさはなく、なんか可哀想になってしまう描写。
途中の母のお前は汚いと云うセリフと冒頭のお父さんが冷たくなっていくのを必死で介抱したセリフ、これは詳しい方に聞いたら、おそらく父親との性的関係を示唆するもので、そのため彼女が愛され方がわからぬ女になってしまったとの解釈だろうと教わった。
なるほど、と思ったかな。
池松壮亮くんに父性のかけらもなく、途中の妊娠かも、の時のセリフで更にそれが明らかになり、愛されないし、父性すらなく、最後に赤ちやん言葉まで使うもやはり2人の関係性は変わらなかったというオチなのかと感じた。
市川由衣が池松壮亮くんに前バリの付け方を教わったとインタビューで語ってたけど池松くん、不思議な安心感のある俳優さんなんだろう。
銭湯での全裸シーンは監督、事務所がガッツリ話し合って撮ったシーンらしい。やはり美しさよりは痛々しさがのこる。しかし、なんと素晴らしきお尻哉❣️
鬱映画の部類かもしれないが、個人的には印象に残った作品だ。