一般お勧め度 2.5点
愛犬ジョリーを無残な姿で殺害され、悲しみに暮れるハリー(ペトス)。怒りに燃える彼は従兄セシル(アイザック)と共に犯人への復讐を決意し、早速犯人探しの旅に出るが…。
痛快(愛犬)リベンジアクションロードムービー!!
して、その実体は悪質ブラックコメディ( ;∀;)
へんてこな設定がB級好きにはたまりません(・・;)
仕事に失敗し、主人公唯一の心の支え愛犬のミニチュアピンシャーを惨殺され(;つД`)、従兄弟と一緒に犯人捜し&復讐劇。
基本は聞き込み→殺害→移動→聞き込み→…と徐々に犯人に近づいていきます。
被害者はほぼ(全部?)一般人のため派手なアクションの立ち回りは少なく「処刑人」などを期待してはいけません。
会話劇主体で「ナチュラルボーンキラーズ」に復讐要素とコメディを足したような。
メインが会話となるためタランティーノの「デスプルーフ」ぽさが。
笑えるかつまらないかは感性次第(;´_ゝ`)
ビールとキャデラックとともに犯人を捜し歩くのですが、主人公たちの武器が拳銃→ショットガン→二丁サブマシンガン、アサルトライフルとなぜか進化し、新しい場所に行くたび死人が増えるなど飽きさせない作り。
イライジャ・ウッドの扱いは笑いが(*´-`)
監督さんは短編数本の後の長編デビュー作ですが、構図、音楽、演出となかなか非凡な才能(゜ロ゜;カルトファン向けに
珍作好き、先物買い(監督の)さんは必見です( 〃▽〃)
なぜ一般の方にお勧めしにくいかというと、ラストとんでもないオチが待っています( ;∀;)
久々に開いた口がふさがらなかった…
普通の方は激怒しそうなオチですが、個人的にはブラックコメディを成立させるための完璧なラストショットに拍手を贈りたい!
荒削りで、いろんなものを放り投げて、終わらせた発展途上の怪作ですが、大好きな映画となりました(~O~;)