503

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密の503のネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

自分用

アラン 天才数学者 ホモセクシャル
ジェーン アランの良き理解者

【ストーリー】(ログライン)
天才数学者アランチューリングは周囲と衝突しながらナチスの暗号エニグマの解読に挑む

(1幕)
1951年アラン逮捕される(過去を語り始める)
1941年ドイツの暗号を解読する為に召集される

(2幕)
周囲と衝突しながら暗号解読を始める
→孤立する
人員を募集しジェーンを招き入れる
→彼女の助言により同士と手を組む
 (のちに婚約する)

暗号の解読に成功する
→ドイツに悟られない為に成功を隠す
→戦場の選定、仲間内のスパイに気づく、ジェーンとの決別(アランの心が孤立していく)

戦争の勝利
(3幕)
同性愛の容疑で逮捕されたアラン
→ジェーンが家を訪ねる

エンディング 自殺したことが描かれる

【構成】
アランの心情とリンクするように学生時代の
エピソードを挟む
→アランの性格がより理解できる

戦争の描写を挟むことで時間に追われていくことがわかる。

本来なら解読のシーンをクライマックスにしたらスッキリするが
あえて終盤手前に持ってきて残りの時間は
アランの孤独を描く。
→憎い構成。

【演出】
機械が動くシーンや
その音がかなり好きだった。
機械の動く音やペンで文字を書く音。
見ていて聞いていて気持ちがいい。

アランが大人や子供時代関係なく
ホモセクシャルである描写が少しずつ見える
→絶妙な演出

カンバーバッチの演技がとにかく最高。

【映像】
全体的に見やすくて癖がない。
ストーリーを伝える為にすごくわかりやすい。

コンピューターの円から戦車のタンクにカットを繋ぐのはかなりオシャレだった。

スパイに気づいたアランがmi6に告げるシーン
アランに光が当たっているのに対して
Mi6は陰になっている

【感想】
単純な暗号解読の話ではなく
あくまでアランチューリングの半生を描く

偉大な事を成し遂げたが
その裏では同性愛者への理解のなさや周りとの違いから孤立していく。
後半ではその部分が濃く描かれラストも報われない。
ベネディクトカンバーバッチの神がかった演技力がとにかくやばい。
ラストの彼の演技は鳥肌もの。
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