イミテーション・ゲーム／エニグマと天才数学者の秘密のmiaのネタバレレビュー・内容・結末

あぁぁ…もうどうしようってぐらいに最後の楽しそうなシーンと流れる台詞の哀しさのギャップにやられて号泣。
ヒーローか犯罪者か教えてくれ、だなんて。これほど素晴らしい功績が、余計な火種を生む可能性があったとしても、秘されていたなんて。更に彼のアイデンティティの一部である性癖を否定する法律が存在するなんて。失ってしまったクリストファーを胸に、作り上げたクリストファーを今度は失わないように薬の投薬を受け入れるなんて。全ての要素が切ない。
それから暗号を見破った直後の台詞も辛い。人を一人一人救うのではなくて戦争に勝つことが目的なんだっていう…。分かるけど、救える命をしかも身内の命を救えない無力感は計り知れない。
演出も演技も良いから、何度観ても感動する映画になる。感動。