絵なんて偉い人が評価して大衆が食いついてやっと高値が付く。映画も「◯◯が大絶賛!全米No.1」と言ってりゃ人が観に来てくれるのと一緒なんだなと芸術作品の他者からの評価を皮肉ってる作品です。
※以下ネタバレ
クリエイターを本当に理解し寄り添うものはいない。
数字占いや宗教なんかにも引かれてしまうほど孤独。
ビッグ・アイズが売れた最初の一枚。買った女性は「この少女は孤独だ」と言い、主人公は「目が大きいのは心の窓だから」だと言う。
伝わる人には伝わっている。
あー、きっとそういうことなんだなと思うと同時に、この映画を作ったティム・バートン監督のメッセージでもあるのかな?と思った。
これほどこの絵が売れた事実は踊らされるだけで殆どの人は何も分かってないという大衆への皮肉と、批判する評論家側もちゃんと芸術は見えてないだろという皮肉。それはこの映画を見ている視聴者にも通じる。
最後に、証拠物件224は、これ傍聴席から見守る娘でポスターの絵の時と同じく娘は青のワンピース。
やっと昔の仲の良かった親子に戻ったということだと思う。