このレビューはネタバレを含みます
実話が基になってる映画だった。
夫が妻の描いた作品を自分の絵だと偽って売っていたという話…。
妻は夫の事を営業とか口だけは上手い的な事を言ってた感じだけど、思い返せば登場した時から調子いいこと言ってきもちわるい感じ。
妻の絵を俺が描いたと言ったのが金になったのに味をしめてウホウホになり始める夫の表情・目と口の異様な笑顔が実にきもちわるい。アメコミかなんか漫画に出てきそうなわかりやすい悪役みたい。(一応演技褒めてます)
個人的な好みでいうと自分はあまりこういう絵は好きではないのだけど、
(なんか日本でいうと奈良美智さんみたい?複雑な気持ちになる、そして目が印象的な子供の絵だ;)業界にセンセーショナルな何かを吹き込んだのは間違いない。
部屋に飾りたいとは私は思わないのでポストカードとかならいいかと思う…ので、ダンナがチラシやポストカードにもして売ったという点だけはあの時代にして間違った商売(やりかた)ではなかったのかも。
やっちゃったものは今更引っ込みつかないってのあるかもしんないけど、計画的確信犯でどんどんDV夫になってるし裁判でも嘘突き通す。どこにも同情できない。なんでそういう人になってしまったんだろう。
実話が基になった映画にはラスト、字幕と静止画像でモデルになった本人はその後どうしたか、今現在どうしているかといった事が説明されることがわりとあるが、この映画は実に興味深い説明でありました。