似太郎

不良姐御伝 猪の鹿お蝶の似太郎のレビュー・感想・評価

不良姐御伝 猪の鹿お蝶(1973年製作の映画)
4.8
【SEX!SEX!SEX!】

凡天太郎原作の劇画をお下劣映画の巨匠、鈴木則文監督が堂々映画化。🌺

女博徒、猪の鹿お蝶を演じる池玲子のダイナマイト・ボディが全編に炸裂する東映ピンキー路線の任侠もの。女性のヌードがこれでもか!👊と出てきて笑いとお色気が一気に噴出する。

鈴木則文らしく陽気でおちゃらけた作風が特徴の、極めてカオスな活劇である。東映作品らしく日本的な様式美を思わせるセットや時代色豊かな映像の美しさなども見所の一つ。日本vsスウェーデンの豪快なSEX対決が迫力満点で何より。

ラストの決闘シーンは破綻ギリギリだが、何とか許容範囲のレベル。感覚派・鈴木則文らしいフリーキーな演出が「壊れそうで壊れない」独自の文体で綴ったリリシズム溢れる和製エンターテイメントの逸品!🌺
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