津軽系こけし

映画 ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナの津軽系こけしのレビュー・感想・評価

4.2
あいのめぐみ、つむぐ


🧸劇場版プリキュア第17作
🧸障害を扱ったストーリー
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見入った。。。


🔷 プリキュア映画だからとか、そういう分野分けを飛び越えて、娯楽アニメ映画として単純にめちゃくちゃ面白い。アニメ映画好きの読者諸賢!これを見逃す手はないぞ!!👌👌

プリキュアシリーズでは初となる外部からの監督起用、現場に刺激を加えるための試みであったのだろうが、おかげで定石を崩す良い意味でのアウトローな作品になってくれた👏👏


🔶前説でも述べた通り今作は障害によって歩行ができなくなった女の子のお話です。
かなり踏み込んだ題材ですので、その諸々に対する各々の倫理観が、評価の低さに響いているようです。


🔷あと、少女の障害が黒幕によって作用される”取り外し可能”な要素であることも要因みたいです🧐🧐

しかしそれは気にする必要のないことだと私は思います。なぜなら今作のカタルシスは彼女の精神的な成長にあるのだから、歩けるか歩けないかの因果関係は重要ではないのです。
それを裏打ちするわけではないけど、ラストシーンで少女のバレエの発表会が映されるのですが、彼女が演技をする前に映画はEDを迎えますね。

あのシーンは、この映画のメッセージが少女の歩行できるかできないかの現実問題と無関係であることを象徴する場面ですね👉👉
その顛末は私たちの想像の余地に投げかけられるわけで、、、


🔶影を使った演出や、キャラクターの活かし方もすこぶるスマート。そしてプリキュア映画の中でも抜きん出て戦闘シーンの作画が良い👍👍

公開時期が「アナと雪の女王」「妖怪ウォッチ」と被ったことや、運動会シーズンとかぶってしまったことで、興行収入は落ち込んだ結果となってしまったが、運が良ければ大ヒットしていたと思う。

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🧸まとめ🧸
いやはやすごいものを観ました。私の中でプリキュア映画のベストはマックスハートの2作目ですが、それを脅かしかねない完成度です。少年向けに宣伝しても多分受け入れられます。それくらい面白い
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