砂漠の流れ者のらんでぃのネタバレレビュー・内容・結末

砂漠の真ん中で仲間に裏切られ置き去りにされたケーブルが偶然泉を発見しそこを拠点に暮らし始める話。
バイオレンス描写で有名なサム・ペキンパー監督だけど本作はなんとも緩い雰囲気。まぁ途中殺す殺される描写はあるけれど。全体的にユーモアに溢れていて観ていて非常に心地よい。善人なんだか悪人なんだかよくわからないケーブルと真面目なんだか不真面目なんだかよくわからないジョシュアのコンビが作り出す空気感はかなりクセになる。最後に車にやられる描写は西部劇自体の終焉を告げてるのかなぁ。ほっこり笑えてハラハラできてしっとりと泣ける良作だと思う。