KengoTerazono

砂漠の流れ者のKengoTerazonoのレビュー・感想・評価

砂漠の流れ者(1970年製作の映画)
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かなりよかった、、、

最後のエセ牧師の言葉が全てだと思う。

人を信じきれない哀しさと信じたいという哀しさが、あの娼婦との最後の夕食にあらわれてた。

この話の人間たちはみんな負け組で、そうであるが故に放浪している。街とは肌が合わない。彼らの間で繰り広げられる信頼や信用とは違った、というか信頼も信用もない、だけれど血の通った人間関係はとてもいい。そこには一抹の悲哀があるものの、自由である。

一人の男の冗談のような喜劇に、なんだか少しだけ救われたような気がする。少なくとも綺麗事ばかりかかれた、説教じみた聖書や祈りの言葉よりかは、多くの人間を救い、生きたいと思わせるだろう。
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