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砂漠の流れ者のodyssのレビュー・感想・評価

砂漠の流れ者(1970年製作の映画)
2.0
【メリハリがない】

BS録画にて。

砂漠のど真ん中でならず者二人にロバと水を奪われた男。
数日放浪して死にかけたところで奇跡的に湧き水を発見。
そこで、駅馬車の馬と客に水を供給する中継地点の商売を・・・

というような筋書。

率直に言ってそれほど面白くありませんでした。
リアリズムだからかなあ。
物語にメリハリがなくて、素材が面白そうなわりには話の展開が地味なんですよね。

といってリアリズムに徹するわけでもない。
娼婦との関係なんか、牧歌的ですからね。(でも女優の魅力がイマイチ。)
好き者の牧師が登場したりして、いかにも派手な展開になりそうなのに、ならない。

その辺で中途半端な出来になっているような。
最後に自動車が登場するところは、いわゆる西部劇の時代が終わったことを暗示しているのでしょう。
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