広島カップ

砂漠の流れ者の広島カップのレビュー・感想・評価

砂漠の流れ者(1970年製作の映画)
3.0
サム・ペキンパー監督の異色作。
彼の西部劇といったら泣く子も黙る『ワイルドバンチ』ですがあの豪快かつパワフルな演出とは180゚違うほんわかムードの作品。
得意のスローモーションが出てこないばかりか、早送りなんか使ってコメディ風味の味付けもあります。

西部の荒野で追い剥ぎに会った男の物語。
主人公は身ぐるみ剥がされて荒野を彷徨ううちに水源地を見つけて運が開けてくるという話。

『大統領の陰謀』で渋くて格好いい新聞社の編集長をやった名優ジェイソン・ロバーツが主人公の男ですが、デカパイ姉ちゃん(ステラ・スティーブンス)の胸元をガン見します。しかもしつこく何度も。笑
これにはひっくり返りました。
見られる方のステラ・スティーブンスは『ポセイドン・アドベンチャー』でしか知らなかったのですが、こんなに可愛い女優だったのですね。大袈裟な娼婦役がピッタリ。

演出でちょっと外した笑いが目立つのがビックリ。
わざとやってるのか?ペキンパーの笑いの感覚が元々こうなのか?
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