『漕げ漕げ漕げよ♬ボート漕〜げよ〜♬』
『ランランランラン♬川下り〜♬』な作品


西暦2200年、宇宙飛行士の方主人公は
不慮の事故に遭う。

次に目を覚ますと、そこは謎の惑星。

ほとんどが川で構成された世界には
次々と同じような境遇の人が現れた。

ただ、違うところが一つ。
生まれた時代が全く違うこと。

WW2時代の捕虜
大航海時代の黒人奴隷
古代ローマの皇帝
ネアンデルタール人（ネタ枠）
別の惑星から来た宇宙人

など多様性がさまざまで
最終的には派閥争いをする映画。


原作は長編のSF小説ですが、
本編は第1部的な感じで
まとまってはいるけれど伏線などは
ほとんど回収されません。

気になる方は小説を読んでください。
（私はちょっと用事があるので…）

単体作品としては割とあっさりめで
特に見どころもありません。
（原作知ってれば変わるかもです。）


『これからクソ映画を観に行くんだ』
『行きたくない子はここでおりるんだ』

「ママのところに帰りたいよぉ」

『なんだって！？』
『観ない子のママを殺してやるからな！』

「ふぇぇ〜ん」


という経緯があったので本作を観ました。

感想は
“ダーティー・ハリー”を観ようでした。

昔旅先の旅館で観た名前の思い出せない映画と運命の再会(；▽；)‼︎
・・・といってもそれほど面白い訳ではない。

死後”リバーワールド”と呼ばれる世界に転生した宇宙飛行士のジェフをはじめあらゆる時代の人々が謎の支配者と戦いながら、大河を遡り世界の創造主に会いに行こうとするところまでを描く。

「壮大なSF」って言ってるけど明らかにスケール不足。
自称ローマ市民(正体は有名なあの方)vsネアンデルタール人(ただの毛むくじゃらだ)の対決位が見所か？
TV映画なんで所々CM用の不自然な暗転がある&設定と創造主の姿が漫画「ドリフターズ」っぽいところもご愛嬌。

観れば観るほど壮大な詐欺の疑いが溢れる映画。

• #1・3_φ(´Д`)
• #宇宙人見たよ

確かに、壮大な世界観の原作ではありますが、だからと言って、いやだからこそこの様なクオリティーの映画を作るのは…いけませんよね。
フィリップ・ホセ・ファーマーが悲しみます、たぶん。