砂漠の真ん中にぽつりと立つケーブル・ホーグの住処に人々が集まり去って行く。それだけで泣けるようなド傑作。
「トラック野郎」ばりの下品さを孕みつつ人生の辛さも私怨も笑い飛ばす人間賛歌。
邦画中トップク…
まず、『砂漠の流れ者』などといういかにも西部劇風の邦題が決定的に間違っていて、なぜならこれは、荒野を疾走するヒップな流れ者ではなく、極めて反西部劇的な「定住者」の物語なのだから。その意味では反ヒップ…
>>続きを読む砂漠を彷徨う3人組の内の一人ケーブル・ホーグは、仲間の二人に裏切られ、水を奪われて砂漠の真ん中に置き去りにされてしまう。窮地に陥ったホーグだったが、偶然が重なりなんとか生き延びることができ、自分を置…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます