ししまる

ミッシング・ポイントのししまるのレビュー・感想・評価

ミッシング・ポイント(2012年製作の映画)
2.0
米英カタール合作の社会派ドラマ。原作はパキスタン系イギリス人作家モーシン・ハミッドの「The Reluctant(しぶしぶ) Fundamentalist(原理主義者)」(原題も同じ)。
邦題、キーファー・サザーランドらが大写しのジャケットを見ると、24みたいな派手なアクション、あるいはドキドキのサスペンスを想像するが全然違う。冒頭、パキスタンでアメリカ人教授が誘拐された後、関与を疑われた同僚教授がCIA工作員に語る半生がメインのストーリー。
深い考察なくざっくり言えば、9.11の米同時テロが生んだイスラム排斥や社会分断を描き、原理に拘泥されたり、物事を二者択一で判断したりすることへの疑問投げかけている。
重厚な上に130分と長尺で評価は別れるところ。どちらかと言えば、酒を飲みながら難しいことを考えずに楽しみたい私には合わない。
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