ジャック・バウアーがテロリストと戦わない意表を突いた作品。
ただ、
凄くいい映画だった。
こういう映画にキーファーは紛らわしいので、キャスティングしないほうがいいと思う。
主人公がパキスタンでは貴族だが、決して裕福ではない詩人の息子だという設定も、誰にでも平等な社会だと信じるアメリカで拝金主義として、のしあがってゆく様も、ボーイフレンドを失ってイダット(喪)に服したままの恋人との関係も、9•11後の彼に訪れる変化も、劇中に流れる音楽も、全てが上手く纏まって深く考えさせられた映画だった。
邦題が酷く残念。