アメリカでの成功を夢見てニューヨークで職についたパキスタン人が、911以降の不当な差別や理不尽な扱いを受けているうちに、彼の中での何かが変わっていく。
リズ・アーメッドなぜこの役受けたのか…と途中までは疑問だったが、最後まで見て納得。アメリカ側とアメリカを憎む人たちは客観的に見たら、言葉悪いけど「どっちもどっち」というのがしっくりきた。
アメリカでの不当な扱いはいまでも無くなってないと思うが、あの頃は特に酷かったんだろう。
たしかにイスラム教信者ではあるが、純粋に成功を夢見てやってきただけ、アメリカを憎んでいるわけではないのに。
一部の悪の部分に過敏になってしまうのはわからないでもないが、罪なき人たちにとっては迷惑どころか人生まで踏みにじられる。
宗教の自由ってなんなんだ?と考えてしまう。
とかいいつつ、テロのあとは特に過敏になるのも仕方なく。それだからこそ、不当な拘束や暴力はあってはいけないと思うなぁ。
だって、それが引き金で、本人の意思とは関係ない所でまた報復が起こる可能性だってある。
壮絶すぎるとばっちりだな…。