おまつり

ゲキ×シネ「ZIPANG PUNK~五右衛門ロックIII」のおまつりのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

初見は劇場、Blu-ray購入済みですが映画館でかかるたびに通ってます。

久しぶりに映画館で鑑賞できたのでレビュー。映画しか見ない方もゲキシネは撮影された舞台だということも忘れるぐらい臨場感があるので未見の方は見てみて欲しいです。長いけど。休憩あります。

とにかくいつ観ても楽しいこの作品。今回はちょっと状況が違うので最後湿っぽくなるかも。

石川五右衛門をベースにした痛快活劇!
蒼井優ちゃんのわんわんにゃあにゃあハスキーなのに舌っ足らずな歌声がぐう可愛すぎてもう。大好きすぎます。アイドルソングのような楽曲もあればロックにパンク、ミュージカル(風)、バラエティに富んだ芝居仕立てのライブエンターテインメント!!

ストーリー部分はお宝、謎解き、殺陣もたくさんの活劇ですが、わたしは前田慶次郎(橋本じゅんさん)と石田三成(粟根まことさん)の関係性がだ~いすき。とくにじゅんさんは新感線の中でこの役が一番好き!!!格好良いです…♡

劇団員のみなさんはもちろんのこと、高橋由美子さんに浦井健治くん(前シリーズに引き続き)など客演も粒ぞろい。村井國夫さんの歌声(渋~かっこいい!)、麿赤兒さんの鬼気迫る豊臣秀吉!(じじい最高~~~!)

そして三浦春馬くん。この人もうこの世にいないとか信じられますか?信じられません。信じたくない…。
演じてる明智心九郎は明智光秀の隠し子で復讐と親父の野望を果たすべく闇を抱えて生きている。カッコよくて頭もキレてパーフェクトな男に見えるのにそれは本当の自分を隠した姿。なんだかシンクロしたように感じてしまって「暴れる感情を誤魔化して踊る」ことができなくなった現実に咽び泣くしかない。
ただ、ラストのキラリン(笑顔)も本当なので誤魔化している姿も本物なんだよね……1幕と2幕の表情の違いを見つめてほしい。
こんな素敵な人生を何度も生きていても、現実っていうのは容赦なく訪れるもんなんだなあと今はまだ、ただただ悲しいです。

※2020年8月現在、上映後に春馬くんへのメッセージがスクリーンに追加されています。
おまつり

おまつり