ちろる

メイド・イン・マンハッタンのちろるのレビュー・感想・評価

3.5
シングル・マザーのヒロインが、自らの働く一流ホテルで、未来の大統領候補と恋に落ちていく姿を描く大人のシンデレラストーリー。

なによりもこの作品はヒロインであるジェニファー・ロペスと相手役のレイフ・ファインズの魅力あってのもの。

真面目で、仲間に好かれるヒロインのマリサが、ちょっと悪戯心で勝ち取った恋の幸せ。

でも嘘をついてそこにある幸せだから、この恋の形が永遠ではないことも鑑賞者であるこちらがわはわかっていて、いつバレてしまうのかハラハラドキドキさせられるものの、マリサとクリス、2人のラブストーリーにはキュンキュンさせられます。
ジェニファー・ロペスのコミカルな演技にも注目!彼女がめちゃくちゃ美しいからこそこの演技が可愛らしくてついつい応援したくなります。

普段のメイド服のマリサと、高級ブランドのスーツやドレスに身を包んだマリサとの変身っぷりや、パーティーの途中、タイムリミットがきて逃げるマリサとそれを懸命に追うクリスの姿はまさしく現代のシンデレラそのもの。

嘘をついて・・・という時点で現実ではあり得ないことは分かってはいても、あり得ないを可能にする映画の魔法のおかげで、誰もが納得の行くハッピーエンドとなって行ってくれました。
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