りょう

仁義なき戦い 代理戦争のりょうのレビュー・感想・評価

仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)
4.5
1番ギラギラしている。代理戦争とは米ソの冷戦が巻き込んだ当時の世界規模の紛争をさしており、上の人間のために若者たちの人生が壊されていくことを皮肉ったタイトル。渡瀬恒彦演じるチンピラが広能組に入るときの広能とのやり取りが印象的。広能「溶接工じゃ食えんのか」たけし「金じゃあないんです」広能「じゃったらなんなら」たけし「わからん」
ヤクザとは世間に受け入れられないはみ出しものである。世間の矛盾が生んだ暴力というエネルギーが向かう悲劇をこういったはみ出し者の若者の悲劇として描いている。
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